My 相方は美容師として働いてて、今年で3年目になる。
美容師業界は素人目には華やかな世界だけど、ミナサン知っての通り、大変な世界だ。
憧れて入って、でもすぐやめちゃう人がホントに多いって。原因はさまざま。
今日も一緒夕飯食べてたら
「今年うちの店に一人入った子がいるんだけど、こないだ逃亡しちゃってさ、連絡つかなかったの」
何の連絡もなしにいきなり来なくなって、ケータイもつながらなかったって。
「親御さんにも連絡したんだけど、そのこと親御さんも知らなくてさ、なんか可哀想だったな」
「んで、親御さんに合鍵借りて、その子のアパートいったら普通に居てさ」
「その日は、明日からちゃんと来てねって言って帰ったら、次の日そのアパートからも居なくなっちゃってさ」
「結局、親御さんが解約手続とかしたみたい、大変だよね・・・」
最近、いろんな驚くような事件が報道される。
中3の女の子が父親を刺しちゃったり、中2の男の子がバスジャックしちゃったり。
報道されていることが全てじゃないと思うから、ニュース番組のコメンテーターとかが一概に、彼らが悪いと決め付けたコメントをするのは逆に嫌悪感を覚えるけど
ただ、思うこと一つ。
それが、「想像力」のことです。イマジネーション。イマジン。今人。
単純に
自分の行動がどんな結果を招くのか。
誰が嫌な思いをしちゃうのか。
誰に迷惑がかかってしまうのか。
その結果、少し先の将来にどんなことが起こるのか。
これを想像する力があれば、思いとどまれることってたくさんある。
それがもしかしたら、最近少し欠けてるのかなーとか思うわけ。
それはもしかしたら、バーチャル時代の弊害なのかなーとかも思うわけ。
マリオは、ただ闇雲に突っ込んでってクリボーにヤられても、また最初からやり直せるけど、現実では、クリボーにヤられたことが、とんでもない結果を招くかもしれないわけ。
マリオがクリボーにヤられても、それはマリオワールドの中での出来事で、自分に何の被害も及ばないわけだけど、現実ではそうはいかないって事が、認識としてかけてるんじゃないかなって思うわけ。
ザ・当事者意識。
よく言われる、バーチャルと現実の区別がつきにくくなってきてる。あんま好きな言葉じゃないけど、あながち。
何でこんなハナシしたいかっていうと、「想像力」ってホントいろんなことの源だと思うんだよね。
上に書いたのは、マイナスの未来を防ぐ想像力だけど
プラスの未来をつくるのもまた想像力なワケで。
世界は想像力でできている。
なんだろ、例えばスイーツ(笑)とかでも、パティシエが
「仕事に疲れた20代後半OLはどんなスイーツを食べたいだろう?」
って一生懸命イマジンして、それで素晴らしいスイーツができて、そしてOLが肥えていくわけ。
何でもそうだよね。
もしだけど、報道される事件が「想像力」の欠如に伴うもので、近い未来にかけて人の「想像力」が少しずつ退化していくとしたら。
それはきっと同時に、今、世界に溢れている、素晴らしい全てのものの退化を表すんじゃ。
ね?
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